社会や消費者に対し、企業の理念や活動内容、情報を伝達する活動。PR・広報、広告、IRなどを中心に、オープンハウスやファクトリー・パーク、地域社会への貢献、エコロジーへの取り
組みなどという形で実践される。企業活動の支持・理解を得ることで、マーケティング上の戦略につながる。コーポレート・コミュニケーション(CC)という言葉が使われるようになったのは、米国の経済誌「FORTUNE」が1972年に「コーポレート・コミュニケーションズセミナー」を開催し、企業と社会の摩擦をいかに緩和していくかを論議してからだといわれている。この考え方が米国企業を中心に取り入れられ、組織の名称にも使われるようになるのは80年代に入ってからで、日本では80年代後半から大手流通業を中心に導入が始まり、90年代になると広報部門
の組織名としてさかんに使われるようになった。