公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会
理事長 畔柳 一典

 

「パブリックリレーションズ・プロフェッショナル」とは

「新型コロナウイルス感染症」により影響を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

また、会員の皆さまには、日頃より協会活動にご尽力いただいておりますことを厚く御礼申し上げます。

先般、6月の第10回通常総会でご報告した新中期経営計画(2021年度から2023年度)は、PRSJが公益社団法人としてソーシャルイノベーションに貢献するために、今後も“人材育成”を通してパブリックリレーションズを進化させ、その存在価値とそこに携わる人たちのプレゼンスを向上させることを趣旨としています。今回、その進化の方向性と目標として、「パブリックリレーションズ・プロフェッショナル」という新たな人材像を設定したことはご案内のとおりです。

今、日本をはじめ世界の多くの国々が深刻なコロナ禍から立ち直ろうとしています。しかしながら私たちパブリックリレーションズに携わる者としては、コロナ禍で露呈した情報格差、フェイクニュース、流言飛語など、「その情報を必要な人に正確に伝える」という根源的ミッションが遂行されなかった事実を肝に銘じておく必要があると思います。今後はこの教訓を生かし、より世の中を俯瞰して伝えるべき事実を特定し、ターゲットの志向に合致するコンテンツを創造し、PESOを有機的に組み合わせ確実にターゲットに情報を届けて関係性を構築する、統合的なパブリックリレーションズを遂行していくことが重要だと考えます。さらに、企業においては「経営に資する広報」という視点でパブリックリレーションズを見直していただきたいと思います。これらのパブリックリレーションズの実践者のキーマンが「パブリックリレーションズ・プロフェッショナル」と称されるべき人だと考えます。

この人材像を具現化するためには、有識者を交えた育成のためのカリキュラム開発、ロールモデルの開発・探索が必須であると考えており、協会として積極的に推進してまいります。新たな人材像「パブリックリレーションズ・プロフェッショナル」の活躍に向けて、すべての協会会員が力を合わせて、その実現に向かって努力を傾けていく所存です。

なお、新中期経営計画につきましては、近々、テキスト版と企画書版を協会ウエブサイトで公開する予定でおります。

以上、会員の皆さまをはじめ、パブリックリレーションズに関わる皆さまのご協力とご支援をお願い申し上げます。

令和3年11月吉日