正式には「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」。2021年4月に改正法が成立。SNSでのひぼう中傷による被害を防ぐため、投稿者に関する情報開示を速やかに進める新たな裁判手続きを創設した。従来はSNSの運営会社と投稿者が利用するプロバイダー(接続業者)に、それぞれ裁判手続きが必要だったが、改正法では一元化された。プロレスラーの木村花さんがSNS上でひぼう中傷を受け、自殺した問題をきっかけに、総務省の有識者会議で改正の議論が進み、実現した。