ブロンズ

事業主体:京都府福知山市
エントリー会社:京都府福知山市
応募カテゴリー:コーポレート・コミュニケーション



2020 年、京都府福知山市の悲願「光秀を大河ドラマの主人公に!」がようやく叶うが、コロナ禍であらゆる企画が白紙に。その窮地を救ったのは、歴史パロディ作家・スエヒロさんの役所ハガキに似せた「謀反のお知らせ」だった。

市役所職員は、以前から温めていた圧着ハガキ化を緊急事態宣言下でも活かすべく、5月に “ 推し説” をオンライン投票してもらう「本能寺の変 原因説50 総選挙 #HNG50」を新たに企画。「抽選で謀反のお知らせが届く」としたところ、Twitter で火がつき、全国および海外から3万人以上が参加した。本能寺の変の日(6月2日)に合わせた投票結果発表も話題に。ちなみに、1位は「暴君討伐説」だった。

参加者の声を受けて始まったクラウドファンディング型ふるさと納税では、3449 人から1000 万円超の寄附が集まるなど、一連の「本能寺の変プロジェクト」は「光秀のまち福知山」ブランディングと関係人口・交流人口の創出に寄与。いまでも福知山市と参加者との交流は続いている。


Voice from STAFF

福知山市役所 秘書広報課 シティプロモーション係 宇都宮 萌

役所のパロディに役所が乗る、しかも緊急事態宣言下に……実行するのは勇気が必要でしたが、役所内の「いいんちゃう、やってみ」の声が後押しに。結果、このハガキは、福知山市の救世主になってくれました。