メルカリで出会えるもので作った「ウチの実家」

エントリー会社:株式会社 プラチナム / 株式会社 EPOCH / 株式会社 thaw / 株式会社 メディアコンシェルジュ
事業主体:株式会社 メルカリ

2024年12月11日 受賞者プレゼンテーション

「捨てることをへらす」ことでメルカリが掲げるサーキュラーエコノミーの実現を目指す

モノを大事にする文化で育った日本の家庭には1年以上使用せず、保管している不要品の価値が一人あたり約53.2万円もあることが明らかになった。この不要品の16%にあたる8.5万円分は、多くの家庭で年末に行われる大掃除で廃棄されていた。

そこで、共感性のあるコンテンツや体験を通して「自宅に眠っているモノはお金にかわる、なんでも売れる」、「実家に保有している不要品には価値がある」という不要品の価値に気づいてもらい、メルカリの売り買いで資産化できることを発信。「捨てることをへらす」ことでメルカリが掲げるサーキュラーエコノミーを実現する一歩にできないかと考えた。

年末年始のモーメントに合わせ、隠れた不要品の価値を再認識してもらう機会を創出

「実家に帰省して家族と過ごす」という年末年始のモーメントに合わせ、サービス内で販売実績のある昭和・平成レトロな2000 点以上のモノを集め、トレンドの発信地である原宿に誰もが懐かしくてエモい気持ちになる実家を設営。疑似帰省を体験できる没入型イベントを開催。年末年始の不要品が多く出る時期に向け、「実家に眠っている意外に価値があるモノ、使っていないモノ、粗大ゴミとして捨ててしまったモノ」といった自宅や実家にある不要品の価値を可視化し、実家に眠っているような懐かしいモノとの再会ができる場を提供し、より多くのステークホルダーを巻き込み、認知いただき、眠っている実家の宝物の価値を再認識してもらう機会を生み出した。

 

ご担当者の声

本施策を通じて自分にとっては不要でも、まだ価値があるモノをたくさんの人に知ってもらうきっかけを創れたこと、そして施策が評価いただけていること大変うれしく思います、今後もメルカリは「捨てるをへらす」ための取り組みを推進していきたいと思います。

株式会社メルカリ 韓 昇勲、宮本 祐一

評価ポイント

社会課題のごみの減量と、メルカリでの販売という自社のビジネスを組み合わせたアイデアが秀逸である。