コレクティブインパクトのアプローチで挑む
どの国よりも先にHIV/AIDS流行終結を目指す
“HIV/AIDS GAP6”

事業主体:ギリアド・サイエンシズ株式会社
エントリー会社:株式会社オズマピーアール

本企画は、活動目的が異なる複数の団体が、“日本が一番にHIVの流行終結を目指す”という共通ゴールを掲げ一致団結した=「コレクティブインパクト」というアプローチ方法をPR実装させている事例である。

昨今の日本ではHIV/AIDSは限られた人たちの病気であると認識されていることからメディアやSNSで話題になりづらく、いまだ誤解や偏見が多く存在している。そこでHIV/AIDS当事者の支援団体、薬害エイズ被害者団体、ゲイコミュニティ、製薬会社の計7団体でコンソーシアム「HIV/AIDS GAP6」を結成。HIV/AIDSに関わる誤解・偏見を6つに整理し、社会が抱く理解の相違(=GAP 6)を埋めるという方針のもと、正しい情報が学べる体験型什器の開発、メディアへの情報提供、議員への教育機会の創出や国への要望など、アドボカシー活動にも踏み込み世論形成と話題化を図った。複合的な活動を展開していく中で、成果の1つとして、2024年8月、抗HIV薬の予防としての使用(PrEP)が薬事承認されるなど、“日本のHIVの流行終結”へ大きな一歩を踏み出すことができたのである。

ご担当者の声

HIV感染症の流行終結を実現するためには、国内におけるPrEPの薬事承認はその1つの要素にしかすぎませんが、それを大きな一歩に、誤解・偏見の解消、検査・予防・治療の推進を目指し、より一層「HIV/AIDS GAP6」の活動を加速させていきたいと思います。

ギリアド・サイエンシズ株式会社
広報部 石川 貴枝子