企業部会では、第1回企業部会セミナー「グローバル広報最新事情~米国におけるメディアと広報の変化やその関係性とは~」を2025年7月29日(火)に開催しました。

今回は、トランプ政権下で激しい変化を見せている米国のメディア事情や企業の広報活動におけるコミュニケーションの現状、今後の示唆ついて、メディア(NHK 解説副委員長 飯田香織氏)・企業広報を支えるPRエージェンシー(ウェーバー・シャンドウィック エグゼクティブ バイス プレジデント 高田敏矢氏)の双方の視点からお話しいただきました。

登壇者プロフィール

NHK 解説副委員長 飯田香織 氏

《略歴》
1992年NHK入局。京都放送局を経て1996年に報道局経済部にご異動後は、一貫して経済畑を歩まれる。2004年にはワシントン支局特派員となり日米通商問題等を担当。ご帰国後は「Bizスポ」のキャスター、NHK報道局経済部副部長などを務められ、2017年にはロサンゼルス支局長にご就任。その後は「ニュースウオッチ9」の編集責任者や報道局ネットワーク報道部長等を経て、現在は解説副委員長。

ウェーバー・シャンドウィック
エグゼクティブ バイス プレジデント 高田敏矢 氏

《略歴》
1998年に入社。以降27年間にわたり、国内外の大手企業の広報支援に従事。2019年よりコーポレート・アフェアーズ部門を率い、業界を問わず多様な企業や機関のコーポレート・コミュニケーションをサポート。特に日本企業の海外広報においては、豊富な知見と経験を有する。さらに、顧客の経営幹部を対象としたメディアトレーニング、スピーチ/プレゼンテーショントレーニング、危機対応トレーニング、メッセージング・ワークショップなども日常的に提供。

セミナーのポイント

NHK解説副委員長の飯田氏には、「米メディア最前線 きょうのアメリカはあすの日本?」をテーマに講演いただきました。米トランプ政権下のホワイトハウスの記者クラブの変化や大手メディアの動向について、現地の声も交えながら解説されたほか、ネット業務が必須となるNHKの今後の方向性についても語られました。

ご講演内容

1. “トランプ2.0”とメディア
2. ゼロクリック時代
3. AI活用
4. NHKのネット業務必須化(10月~)

ウェーバー・シャンドウィック エグゼクティブ バイス プレジデント 高田氏には、「グローバル広報最新事情~米国における広報の変化~」をテーマにご講演いただきました。米国メディアの変容や、北米PRパーソンの必須知識となってきている新たなメディアの解説、広報がとるべき情報発信のコツなどが語られました。

ご講演内容

1. 米国におけるメディアの変容
2. PRトレンドと広報の対応
ニューメディアの台頭/AIとその他のツール/ショート動画/メディアイベントの変化/スポークスパーソンの多様化など

質疑応答

ご講演の後は参加者から多くの質問が寄せられ、活発な議論となりました。いくつかご紹介します。
・変化する時代の中で、今後「変わるもの」「変わらないもの」は何ですか?
・同じメディアでもTV放送とオンライン放送(YouTube含む)で内容は変えますか?
・米国メディアの変化に合わせて、企業側が変化すべきことはありますか?
・SNS拡散が米国で主流になってきたターニングポイントはどこですか?
・海外発信時も統合報告書は必要ですか?
・昨今の米国の若者に刺さるPRトレンドは?
・米国向けに情報発信する際にまず何をすれば良いですか?

セミナーに参加した感想

今回のセミナーに参加し、米国のPRトレンドや広報活動のポイントは、米国向けの広報活動だけでなく、近い将来、日本国内の広報活動でも主流になる可能性が高いと感じました。変化し続けるメディア環境に対応するために、企業広報としてどのように変化し、どのように取り組んでいくべきかについて、一定の方向性が見えてきました。今回学んだ内容は、早速、自社の広報活動に取り入れて実践したいと思います。

文責:泉 沙織(シーイーシー)

 

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