このたびのPRプランナー資格検定試験の直前の開催中止決定につきましては、受験を目指し学びを重ねておられた皆さまの期待に応えられないこととなり大変申し訳ございません。協会として心からお詫びいたします。
新型コロナウイルスによる感染拡大が続く中、受験者の皆さまの感染防止を最優先に、安心・安全な検定試験の開催に向けて調整を重ねてまいりました。
協会としては、行政の指針よりも厳しいルールを自主的に定め、「密」にならない試験会場の設営、除菌や換気対策など、さまざまな対策を講じ、試験の実現に向け準備を進めてきました。
日々刻々と変化する予断を許さない状況の中、直前まで議論を重ねた結果、検定試験事業の社会的責任と受験する皆さまの安全確保のはざまで非常に難しい判断となりましたが、安全確保を第一優先事項として中止の決断をさせていただきました。
2007年にスタートした本検定試験制度ですが、これまでに3000人近い認定PRプランナーが誕生しています。PRプランナーの方々がさまざまな広報・PRフィールドで活躍され、広報・PRの認知・価値向上に貢献していただいていることがPRプランナーの拡大と制度の発展につながっていると確信しています。
今後は、新たな時代に対応し、感染拡大に限らずどのような状況においても、安全に、そしてより多くの方に受験していただける試験制度を目指して、前に進むための改革を急ぐ所存です。できるだけ早期に、新たな試験日程と実施概要についてお知らせいたします。
検定試験が中止に至った経緯は以上のとおりですが、開催間近のご連絡となり、受験を予定されていた皆さま、そして専門委員の先生方をはじめとした試験制度を支えていただいている関係各位にも多大なご迷惑をおかけすることとなりました。ここに重ねてお詫び申し上げます。
2020年8月20日
公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会
理事長 畔柳 一典