ブロンズ

事業主体:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
エントリー会社:株式会社アサツー ディ・ケイ
応募部門:ソーシャル・コミュニケーション部門


ミッションは、JAXAが開発・運用する温室効果ガス観測技術衛星“いぶき”の存在と取り組みの意義を、広く知ってもらう こと。複雑かつ専門的な取り組みでありながら、パリ協定への貢献など世界的に重要な役割を持っていることに注目してもらうために、宇宙という日常生活から縁遠いテーマを、最も身近な「食べ物」の文脈に変換。もしこのまま温暖化が進行したら近い将来食料生産にどのような影響が表れるか、データを集めて食卓に並ぶメニューへ反映させた。小麦粉が使えなくなった結果透明になったたこ焼き、栄養価を補うために青色 になったパスタ。5品の不思議なメニューを、温暖化問題や料理のスペシャリストの協力を得て「地球をみまもるプロジェク ト」として完成させた。これらのメニューは、プレスデーを経て1日限定のレストランイベントで実際に一般客に提供。衛星いぶきの取り組みとともにWebだけでなくニュース番組、 情報番組などを通じて大きな話題を巻き起こした。


Voice from STAFF

(株)ADKクリエイティブ・ワン クリエイティブ・ディレクター 大塚智

もはや定着してしまった温暖化問題。身体感覚を失ったメガスケールの社会課題を、どうしたら自分ごと化してその対策に関心を持ってもらえるか。宇宙と身近な食べ物のギャップをヒントに、PR施策を開発しました。