第2回「広報・PRプラクティカル・トレーニング」を開催
ネットとリアルをつなぎ、人の共感を生む『デジタルPR』の考え方」

さる3月6日、第2回となる「広報・PRプラクティカル・トレーニング」として、「ネットとリアルをつなぎ、人の共感を生む『デジタルPR』の考え方~『デジタルPR』の実践に必要な3つの要素~」を、六本木アカデミーヒルズ49で開講しました。

 

本トレーニングは、〝広報・PR業務における新しい技法、重要だがあまり学ぶ機会のないスキルの習得〟をコンセプトとして開講する講座です。講義に基づきグループワークなどを通じてスキルを確実に習得できるよう考慮して構成しています。2018年度における第1回講座は、昨年7月に「リスク・コミュニケーション」をテーマとして、ゼウス・コンサルティング株式会社 代表取締役社長の白井 邦芳氏にご登壇いただき開講しています。

 

今回の第2回講座は、広報・PR関係者から関心の高い『デジタルPR』をテーマとして設定、講師には株式会社電通パブリックリレーションズからPRプランナー 新井健太氏、シニア・コンサルタント 伊澤佑美氏のおふたりを招き、「ネットとリアルをつなぎ、人の共感を生む『デジタルPR』の考え方~『デジタルPR』の実践に必要な3つの要素~」をテーマとして開講しました。

 

講座ではまず、さまざまな意味合いで使用されている『デジタルPR』とはどのようなことかという問題の提起が行われ、『社会の文脈』に反応する『人の気持ち』をデジタルメディア上で顕在化させること」という定義を確認しました。そして、デジタルPRをプランニングするために必要な3つのポイントが解説され、PRとして成功させるためには人の気持ちを引き出すことが重要であり、デジタルメディア上で人の気持ちを発露させる方法についてディスカッションすることが、本講座のねらいであることが示されました。そして、より理解を深めるためにヒットを生み出した起点や社会の文脈、気持ちを発露させる際の目的について、さまざまな事例を交えて解説され、課題が提示されたグループワークではディスカッションを交えながらデジタルPRの施策がまとめられていきました。

4時間に及ぶ講座は、ふたりの講師の絶妙なかけ合いをとおしてテンポよく進められました。いつの間にか進行に引き込まれた30数名の受講者が、熱心にグループでディスカッションを行う様子も随所でみられ、時間もあっという間に過ぎていきました。学ぶプロセスが丁寧に組み立てられた今回の講座から、受講者は多くの気付きを得たことがうかがわれます。

 

2019年度から開講される「広報・PR実務講座」において「広報・PRプラクティカル・トレーニング」は「コミュニケーション・ケーススタディ講座」と統合、「広報・PRスキルアップ実践講座」として新たに多彩なテーマと講師により開講される予定です。講座の詳細は、あらためて協会ニュースやWebでご案内いたします。多くの皆さまのご参加をお待ちいたします。