さる3 月13 日、協会では、2017 年度の「コミュニケーション・ケーススタディ講座」第5回として「デジタルメディアが開くコーポレート・コミュニケーションの新時代~成功事例にみるデジタルメディアの効果的な活用~」を、六本木アカデミーヒルズ49 で開講いたしました。この講座をもって、「広報・PRアカデミー2017」における「コミュニケーション・ケーススタディ講座」5 講座を滞りなく終了しました。
「コミュニケーション・ケーススタディ講座」は、広報・PRの重要5 領域におけるケーススタディを通じて、事例の背後にある広報・PRの考え方や原理を理解し、実務遂行における応用能力の育成をめざしています。今年度は、「企業広報」「危機管理広報」「戦略PR」「広報効果測定」、そして「デジタルメディア」をとり上げ、それぞれの領域に実績のある講師を招いて実施しました。
第5 回の「デジタルメディア・スタディ」には、広報・PRにおけるデジタル技術の活用事情とコーポレート・コミュニケーションに知見の深いクロスメディア・コミュニケーションズ 代表取締役社長の雨宮和弘氏をお迎えしました。2 時間の講座では、デジタル技術やインターネットの発達を背景とした社会や企業の変化を俯瞰することから始まり、企業活動の実態の可視化、ビジュアル及びメッセージ表現の変化、企業の諸活動におけるソーシャルメディアの利用の実際などについて解説されました。さらに社内コミュニケーションの事例にも触れ、コーポレート・コミュニケーションにおけるデジタル活用の全体像を展望する講座となりました。
パソコンにとどまらず、スマホやタブレットなどの携帯端末が広く普及するとともに、FacebookやTwitter など多様なソーシャルメディアも生活者をつなぐコミュニケーションのプラットフォームとして定着し、新たな技術進歩やその応用はとどまることを知りません。今回の講座において紹介された多彩な事例が示すとおり、コーポレート・コミュニケーションにおいてもデジタルメディアを活用するさまざまな取組みを進められています。昨年を上回る40 名の受講者を得て開講された本講座は、コミュニケーションの将来像を探る貴重な機会となりました。
協会では2018 年度も、「コミュニケーション・ケーススタディ講座」の開講を予定しております。開講日程や内容については、あらためて「広報PRアカデミー」のWeb サイトにてご案内いたします。