パブリックリレーションズ活動における公正および中立性・公平性の原則について

10月6日

公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会

 

今週より記者会見の運営について各種報道および議論がされております。この件を起点に私共の原則的な考え方について改めてご説明いたします。

 

公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会(東京都港区 理事長:牧口征弘、略称PRSJ)は企業広報およびPR業および個人で成り立っており、協会員及び広くパブリックリレーションズ活動に関わる人たちに向けての行動指針として、2016年に「倫理綱領」を定めております。当協会入会時には組織・個人に関わらずこの「倫理綱領」の遵守を条件としております。

 

まず、「パブリックリレーションズは、ステークホルダーおよび社会との間で健全な価値観を形成し、継続的に信頼関係を築くための活動である。」という前提のもと、「倫理綱領」の第2項として「公正・正確・透明性の原則」を掲げ、その中で「われわれは、メディアが社会に果たす役割を理解し、言論と報道の自由を尊重する。自らのパブリックリレーションズ活動においては、公正、誠実に諸活動を行い、国内外のステークホルダーに事実を正確に、適宜・適切に開示し、透明性を高める。」と定めております。

また第3項として「中立性・公平性の保持」を掲げ、「われわれは、正しく情報を伝達するとともにその評価を素直に受け入れ、ステークホルダーとの関係の中で中立・公平な立場を保つ。」と定めております。ここでの「ステークホルダー」とは社会を構成する様々な立場の方を示し、広くメディアに携わる方、一般の生活者や当該企業の従業員などもそこに含まれます。

 

メディア環境が高度化・複雑化・多様化し、さまざまな組織・団体・個人がメディアとの対話の機会を持つことが増加している昨今だからこそ、私共としては一層この「倫理綱領」における原則を徹底するとともに広く理解と共感を求めていく所存です。

 

以上

 

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