「コミュニケーション・ケーススタディ講座」を終了
第5回講座「デジタルPRスタディ」を3月14日に開講

さる3月14日、協会では、2018年度「コミュニケーション・ケーススタディ講座」の最終回となる第5回として、「デジタル時代におけるソーシャルメディア・リレーションズ~ソーシャルメディアを活用したリレーション構築のポイント~」を六本木アカデミーヒルズ49で開講いたしました。

本講座をもって、「広報・PRアカデミー2018」における「コミュニケーション・ケーススタディ講座」全5講座を滞りなくすべて終了しました。

 

「コミュニケーション・ケーススタディ講座」は、広報・PRにおいて重要な5つの領域におけるケーススタディを通じて、事例の背後にある広報・PRの考え方や原理を理解し、実務の遂行能力の育成をめざして開講しました。2018年度は、「企業広報」「危機管理広報」「マーケティングPR」「インターナルPR」、そして「デジタルPR」をテーマとして設定し、それぞれに知見の深い講師を招いて開講しています。

 

第5回となる「デジタルPRスタディ」には、PRやマーケティングにおけるソーシャルメディアの利用に経験の深いアジャイルメディア・ネットワーク株式会社 取締役 CMOの徳力基彦氏を講師に迎えました。

2時間の講座では、まずブログやクチコミサイト、Webなどステマ(ステルスマーケティング)をきっかけとして発生したさまざまな「炎上」の事例を振返って紹介、その原因や拡散の背景や理由について解説し、どうしたら防ぐことができるかを探りました。

その後、徳力氏が「ファンやアンバサダーを軸にクチコミや評判が広まる仕組みを構築する」「アンバサダープログラム」の概念や考え方について解説、内外におけるソーシャルメディアの活用事例の分析から、その活用における「傾聴」、「会話」、「活性化」、「⽀援」、「共創」の5つの重要なポイントについて語られました。

約30名の受講者の参加のもとに開講された本講座。徳力氏が提唱する「アンバサダープログラム」は、人々といっそう親密な関係性の構築を課題とするパブリックリレーションズにおいても応用が可能であることから、コミュニケーション業務にかかわる受講者の多くから高い関心を集めました。

 

2019年度の「広報・PR実務講座」において「コミュニケーション・ケーススタディ講座」は、「広報・PRスキルアップ実践講座」として発展し、多彩なテーマと講師により開講される予定です。講座の詳細は、あらためて協会ニュースやWebでご案内いたします。多くの皆さまのご参加をお待ちいたします。