広報PRアカデミー2018
「広報・PRスタートアップ講座」を開講
4月16~18日、過去最高となる80名余が受講

協会では、4月16日から18日までの3日間、東京・秋葉原の富士ソフト・アキバプラザで80名に及ぶ受講者の参加のもとに2018年度「広報・PRスタートアップ講座」を開講しました。

「広報・PRスタートアップ講座」は、新入社や異動により新たに業務に携わる、比較的実務経験の浅い広報・PR新任者を対象として、業務の遂行に求められる考え方や知識、現場で活用できる実務スキルを習得していただく3日間の研修です。毎回、講師には広報・PR実務の専門家、企業広報マネージャー、報道関係者、弁護士など担当分野に精通したプロフェッショナルを迎え、それぞれの経験、専門的な知見に基づいた指導が行われます。

3日間にわたった今年の講座は、9つの講義、2つのワークショップで構成されました。パブリックリレーションズの基本をはじめとして、企業広報、マーケティング広報、クライシス・コミュニケーション、デジタル広報など実務における入門的内容をとともに、グループ演習を通じてニュースリリースやメディアリレーションズなど実務の基礎となるスキルを習得いただきました。

特に今年は、グローバルな開発目標として国連が提唱し、企業から経営的関心が高まるSDGs(持続可能な開発目標)を講座の1テーマとしてとり上げ、広報・PRの立場から経営施策との連携のもとにどのように推進するかを考える新たなプログラムを加えました。また全国紙の代表的存在である朝日新聞から経済部長を講師として招き、朝日新聞の編集方針や体制、デジタル時代における新たなメディア作りの取組、さらに取組新聞記者の行動原理、メディア対応における注意事項などご講義いただき、多くの受講者の関心を集めました。

今年の講座には、事業会社の広報・PR部門、PR会社及びPR業関連会社、諸団体から過去最高となる約80名が受講しました。講座の開講時には、初対面同士で堅い表情の受講者も2日目、3日目と次第に打ち解け、和やかな雰囲気のなかで3日間の講座は進められました。広報・PRの仕事に希望を抱き参加した受講者の熱気に溢れ、今年度の講座も滞りなく終了することができました。3日間の講座を通じて広報・PRの基本を身に付けた受講者には、今後の活躍が期待されます。