第7回 企業部会セミナー 開催レポート(2026年5月20日(水)実施)
広報スペシャリストとゼネラリストのキャリア変遷から、
広報パーソンとしてのマインドセットを学ぶ

日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)は、2026年5月20日(水)、企業部会セミナー「広報パーソンの魅力向上委員会 ~キャリア開拓の先駆者に学ぶ#4~ 広報スペシャリストとゼネラリストのキャリア変遷から、広報パーソンとしてのマインドセットを学ぶ」を開催しました。
毎回好評で4回目となる広報パーソンのキャリアに関するセミナーですが、広報パーソンのキャリアの多様化や悩みの複雑化からか、会場とオンライン合わせて30名超の方にご出席をいただきました。
登壇者
登壇者は、リスト 広報部 次長兼広報課 課長の田尻 有賀里 氏と、三井倉庫ホールディングス 経営企画部広報室長の八木田 博文 氏のお二人。4社で広報組織の立ち上げを経験した“広報専門家”の田尻氏と、日本企業では頻繁に起こり得る“人事異動でいきなり広報責任者を任された”という八木田氏。そのキャリアのコントラストを、営業・エンジニアから広報への転身を経て、スペシャリストとゼネラリスト両面の視座を持つNTTデータ 経営企画本部 広報部 課長の風間 聡氏がモデレーターとして巧みに引き出してくれました。

内容
――仕事をするうえで、気をつけていることは?
目の前の仕事をきちんとすること。当時は広報に異動することは想定していなかったが、経営層の出席する会議への陪席や業績を分析する経験が、現在の広報としての仕事に役立っている。(八木田)
――広報を担当してみて身についた大事なスキルは何?
経営者の目線。若い頃から広報を担当し役員のお側でお仕事をさせていただいたことで視座が上がったと感じる。また、クリティカルに物事を見る力も養われた。(田尻)
――いきなり広報の管理職に異動を命じられたが、どうだったか?
とにかく驚いたが、まずは全体像の把握に努めた。広報の経験がない中で、広報機能のあるべき姿が何であるかを自分なりに模索した。(八木田)
――企業広報の面白さとは?
社内の営業やエンジニアなど、いろいろな分野のプロと一緒に働けること(田尻)
「皆と一緒にこの会社を良くしたい!」という思いを持って仕事ができること。ある意味「究極の自分ゴト」(八木田)

参加者からの質問
――「世の中から自社がどう見えているか」を把握することが重要であることは理解しているが、どのようにしてそれをキャッチしているのか?(マスメディア)
取材などの機会以外でも、記者など、社外の方と話すことで、世間からの見え方を理解することができる。自社で当たり前のことであっても、相手の反応でニュースバリューが高いことに気づかされることもあるし、逆もまた然り。(田尻・八木田)
まとめ
終了後に会場内で開催された立食懇親会では、出席者から登壇者への質問や活発な意見交換も見られ、所属や業種は違えども、広報という業務の持つ普遍性を感じることができました。参加者からは、「(登壇者の)スペシャリストとゼネラリストの対比が良かった」、「登壇者のお話しを伺って、改めて、広報の仕事に携わって良かったと再実感した」といった感想をいただきました。
最後になりましたが、今回のイベントのために会場をご提供いただきました近畿大学東京センターに感謝申し上げます。
文責・永井 正太郎(エバラ食品工業株式会社)
