事業主体:クックパッド株式会社
エントリー会社:クックパッド株式会社

ロシアがウクライナに侵攻を開始した直後の2022年3月、このプロジェクトは「料理の力を知ってもらうこと」、そして「ウクライナ紛争問題に関心を持ち続けてもらうこと」を目的として始まった。多くの反響をいただき、支援コミュニティを拡大しながら、現在も継続中である。
料理を通して理解を深める避難民支援活動
クックパッドは「毎日の料理を楽しみにする」というミッションを掲げ、日本を含め世界73カ国・地域、31言語で料理レシピサービス「クックパッド」を運営している。ウクライナ語版クックパッドは2020年10月にスタートした。
2022年2月の開戦後、クックパッドは、3月7日にウクライナ人道支援のためのレシピ募集プロジェクト「#powerofcooking」を実施したのを皮切りに、6月30日には紛争による避難民の支援を目的に電子書籍『ウクライナのレシピ帳』を発売。8月にはウクライナの食文化を体験する小学生向けのチャリティー料理教室と、ウクライナからの避難民に向けて日本の食材を使った料理教室を開催した。

料理の力でつながり世界をよりよい場所にする
いずれの活動も複数のメディアから当日取材を受けるなど、多くの反響をいただいた。当初、ウクライナ語版クックパッドを通じて行っていた支援は、現在、自治体や団体、個人と協力者を増やしながら、横浜在住の避難民への直接支援、コミュニティづくりへと広がっている。
世界各地のクックパッドのサービス責任者は「コミュティマネージャー」という名称で活動している。料理を通じたコミュニティづくりを支援するクックパッドは、サービス開始以来、25年もの長きにわたってご支持いただいている。
私たちはウクライナ支援においても「料理の力でつながりを作る」活動を行った。それは、これまでもユーザー間で国を超えた心温まるつながりがたくさん生まれているのをクックパッドが目の当たりにしてきたからである。
そして、このような時代だからこそ、さらに料理を通じて世界をより良い場所にするべく、世界のあらゆる国の、一人ひとりの料理を支援する努力を続けなければならない。
まだまだ、このプロジェクトは続く。さらなる多くの人の思いを大きなつながりにもっていきたいとクックパッドは考えている。

VOICE FROM STAFF
クックパッド株式会社 コーポレートブランディング部 本部長 小竹 貴子
今回の受賞は、クックパッドだけではなく、メディア各社のみなさま、企画に協力いただいた自治体や団体企業、世界中でクックパッドを利用してくださっている方々、そしてウクライナに住む方々のあたたかな思いの結果です。心から感謝をしております。