世界そして未来へ。
「ドン・キホーテ」の根強いネガティブイメージを変革する5年間のブランディング活動

事業主体:株式会社ドン・キホーテ
エントリー会社:株式会社 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス / 株式会社 オズマピーアール

プロジェクト始動の背景

2019年 新しい経営体制が誕生し、そして新しい羅針盤が示された。
それはPPIHグループとして、日本のみならず「世界を目指す」というものである。
それらを実現させるには、我々の中核事業であるドン・キホーテのさらなる成長と、
成長を後押しするブランド価値向上が必須であった。

当時、PPIHグループが一丸となって重要視し真摯に取り組んだことは、
顧客・社会との関係づくり・強化 × 価値拡大アクションである。

GOAL設定・理想のイメージ

広報室が大切にしたKPIは、「成長」と「価値向上」を第三者の指標を用いて客観的に把握すること。
そして掲げた目標は5年(~2024年)以内に日経BPコンサル ブランド調査:20位以内というものであった。
(前年の18年は88位)

活動のポイント

1. 広報室と広報活動の再整備
・人員拡充、広報体制と機能を整備

2. 企業・店舗・人の意思や想い、様々な魅力・価値を広く伝える広報活動
・興味や親近感、話題の商品やサービスを通じてリアルなドンキ利用を促進

3. 全社で取り組んだマーケティング活動
・企業原理「顧客最優先主義」の徹底的な取組

成果

国内店舗数は500店舗を超え誰もが知り、身近に体験できるブランドに
・日経BPコンサルティング2024年 ブランド総合力調査 15位/1000社
・年間で150件以上の情報発信を実現
・主要TV番組でのパブリシティ露出件数 23年7月~24年6月:787番組

ご担当者の声

我々の権限委譲の文化を最大限に活用し、広報室として自立したチャレンジの姿勢を持って、情報収集や多くの発信、メディアやステークホルダーの声を広聴し改善を続けてきました。
5年間、地道に基本的なことを実践してきたことが、今日のブランド力の獲得につながったと思います。

株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
コーポレートコミュニケーション本部 広報室 室責任者
鎌田 航平

評価ポイント

社内における多様なニュース価値の発掘により圧倒的な情報発信を獲得するという、広報として典型的な取り組みであるが、同時に自社の企業文化の変革につながっている点が重要である。