日時

開講期間:1月24日(火)~3月13日(月)

プログラム

マーケティングPRの新潮流
~PR担当者に求められる新たなアプローチ~

 

製品やサービスの市場導入、普及を目的として、消費者、顧客の信頼と支持の獲得を課題とするマーケティングPR。企業や各種団体におけるPR担当者にとっては、最も重要な仕事のひとつです。

 

かつては、メディアにおける露出をねらうパブリシティを中心として、多くの企業がマーケティングの一環として位置付け取組みを積極的に進めていました。しかしSNSが広く生活者に普及し、またモノやサービスが溢れコモディティ化しそれらに関する膨大な情報が流通する近年では、テレビや雑誌等のマスメディアを通じた情報発信により商品・サービスについて市場に知らせるだけでは、もはや効果を望むべくもありません。

 

1990年代半ば以降におけるインターネットの発達を背景としたメディア環境の変化、また生活者の価値観、生活スタイルの多様化を背景として、マーケティングPRの考え方や手法も、さまざまなに提案されてきました。たとえば、テレビや新聞、デジタルツールなどの多様なメディアを組み合わせ統合的な活用をより効果をあげようとする方法、また商品普及の背景となる社会的な雰囲気作りを戦略的に追求する方法などが提案され、多くの企業においてそれらに基づく組みが模索されています。

 

そして2020年以降は新型コロナウィルスの流行を契機として消費をめぐる社会環境が大きく変化し、企業には事業を通じSDGsや社会課題への対応が問われています。さらに生活者の価値観、消費指向の多様化がいっそう進展し、もはや従来の考え方や手法も行き詰まりがみられています。すなわち、マーケティングPRにも、これまでにない新たなアプローチが求められているのです。

 

これからのマーケティングPRを考える本講座。PR担当者に求められる新たなアプローチについて、以下の3講座で気鋭の講師が解説します。企業・団体においてPRにかかわる多くのみなさまの受講をお待ちします。

 

講座の概要

 

<講座1>
「これからのマーケティングPR
 New Marketing PR~統合マーケティングは価値作りの時代へ」

 

「IMC(統合マーケティング・コミュニケーション)」は広告やパブリシティ、Webサイトなどの単なる手法の組み合わせではなく、「社会の風をよみ、その課題を解決するブランドの『本質的価値』を、手法をクロスさせることで一気通貫して伝える戦略」と新たに定義します。そしてその考え方に基づき課題解決につながる「価値作り」をめざして展開されているいくつかの「統合マーケティング」事業をとり上げ、ステークホルダーへのコミュニケーションがどのように行われているのかケーススタディとして解説します。

 

講師
株式会社博報堂
PR局プランニング1部 PRディレクター  コンテクストデザイナー
財田恵里 氏

 

<講座2>
「トライブマーケティングとPRの役割
 n=1からソーシャルマスへ~これからのPR」

 

最近、新たなマーケティングとして注目を集めている「トライブマーケティング」についてその概要と特徴をはじめとして、SNSのデータ分析に基づく「トライブ」の抽出の進め方、さらにコミュニケーションの対象となるターゲット設定などPRプランニングにおいて「トライブマーケティング」を活用する考え方のポイントについて解説します。また、発信情報がどのように拡散するのか、PR活動の対象としての「ソーシャルマス」獲得の考え方について、事例を交え具体的に紹介します。

 

講師
株式会社スパイスボックス
取締役 副社長/事業統括責任者
森竹アル 氏

 

<講座3>
「社会課題起点のマーケティングPR
 課題設定の考え方~電通PRC流メソッド」

 

貧困、少子高齢化、いじめ、ハラスメント・・、などさまざまな社会課題。いかに課題を明確化し、解決に向けた取組みを進めたらよいのか? 課題が大きくなるほど解決は難しいものです。そこで、マーケティングPRにおいて重要なのは「課題の解決法」ではなく「課題設定の仕方」と位置付け、自分の視点から社会課題に向かい合うためのユニークな手法として、「ジブン課題」化を通じて共有可能な課題発見の手順を解説します。またソーシャルメディアで発信された情報の分析から社会課題の発見を導く「ソーシャルハンティング」の進め方、さらに、情報の価値をメディアが関心を持つニュースとして高める6つの視点「PR IMPAKT」についても解説、”電通PRコンサルティング流メソッド”の紹介を通じてPRプランニングに新たな視点を提供します。

 

講師

株式会社電通PRコンサルティング
統合コミュニケーション局 コミュニケーションデザイン部
クリエイティブ  小川裕介 氏
PRプランナー    岩澤俊之 氏

講師

株式会社博報堂 PR局  PRディレクター コンテクストデザイナー たからだ えり 財田 恵里

報道アナウンサーを目指していたが、「実はニュースの仕掛け人になりたかった!」と気づき、2010年に博報堂に入社。4年半の営業経験を経て、2014年より“ニュースを仕掛け人”に一番近いPR局へ異動。情報戦略はもちろんのこと、PRクリエイティビティをいかした新規事業開発やDXD2C領域での商品開発を得意とする。
また、事業開発を企業のIR領域に繋げ、株価上昇に寄与するブランド価値創造に努める。
“ニュースの先に世論の合意を図り、社会にハッピーな変化をつくること“を信条としている。
受賞歴:ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS クリエイティブイノベーション部門
審査委員歴:ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSブランデッド・コミュニケーション部門

株式会社スパイスボックス 取締役 副社長/事業統括責任者 もりたけ ある 森竹 アル

2006年にスパイスボックス入社。
プロデューサーとして10年間、主に大手自動車メーカー、食品メーカー、ゲーム会社等、業種/業界を問わず、これまで100社以上のクライアントのデジタルマーケティングを支援。
2016
年以降は、ソーシャルメディアを中心に「共感」と「話題」を生む「エンゲージメント・コミュニケーション」事業の開発に注力。
企業と生活者の関係性を高め、マーケティングを進化させることをミッションとして活動。
2018
年、執行役員、事業統括責任者に就任。
2019
年、取締役に就任。
2021
年、副社長に就任

株式会社電通PRコンサルティング  統合コミュニケーション局 コミュニケーションデザイン部 クリエイティブ/PRプランナー おがわ ゆうすけ 小川 裕介

2010年、株式会社電通に入社。ストラテジックプランニング局を経てクリエイティブ局に異動し、戦略立案、企画アイデアの考案〜実施までをトータルで手掛ける。その後上海に駐在し、日系企業のマーケティング支援を行う。中国市場でのビジネス拡大に向けて戦略+クリエイティブの両面でサポート。
帰国後に電通PR(現・電通PRコンサルティング)に出向。戦略、クリエイティブの経歴を活かし、PRと広告の掛け算によるソリューションでクライアントを支援。
日本、中国それぞれで広告賞を複数受賞。

株式会社電通PRコンサルティング 統合コミュニケーション局 コミュニケーションデザイン部 PRプランナー いわさわ としゆき 岩澤 俊之

2008年電通PRコンサルティング入社。
ディレクション部門にて、民間企業、業界団体、官公庁の広報戦略立案から実行まで、マーケティングコミュニケーションを中心に従事。
2014年電通PRコンサルティングを退社後、他業界を経て、電通 PR コンサルティングに再入社。ディレクション部門の後、コーポレートコミュニケーション部門へ。
コーポレートブランディングに携わり、広報コンサルティング、CIVIプロジェクトや各種制作物のプロデュースを手掛ける。
2021年1月から現職。世の中視点をベースに、コアアイデアの創出やコミュニケーションプランニングに取り組んでいる。

受講料

一般: 34,500円
PRプランナー資格保有者(准・補含む)(※1):29,500円
協会会員(※2): 23,000円

 

※1 「PRプランナー有資格者(准:補)」は、1次試験もしくは2次試験の合格後、当協会に認定申請を行っていただき、協会が認定したみなさまです。1次試験もしくは2次試験を合格したのみでは「PRプランナー有資格者(准:補)」とは認定されませんので、ご注意ください。

※2 日本パブリックリレーションズ協会に正会員としてご入会いただいている企業・団体にお勤めの方、個人会員・准会員のみなさまが対象となります。

 

[領収書の発行について](協会会員でマイページをお持ちの方限定)

クレジットカードで受講料をお支払いの方は、ご自身のマイページから領収書(PDF形式)をダウンロードいただけます。

マイページにログイン後、下部にある「各種お申込み履歴」というリンクから進み、「領収書発行」ボタンをクリックしてください。

お支払い方法について 受講料は、クレジットカードによるお支払いをお願いいたします。なお、日本パブリックリレーションズ協会正会員企業にお勤めの方は、請求書による銀行振込もご利用になれます。
キャンセルについて必ずお読みください

・ 視聴方法に関するご案内をお送りした後のキャンセルはお受けできません。

・それまでのキャンセルのご連絡は 講座事務局宛てのメールにてお願いいたします。お電話ではお受けできませんのでご注意ください。

講座事務局アドレス:  mail@prsj.or.jp

・お申込み後、キャンセルの手続きをされないまま未受講の場合、また受講開始後にご本人の都合により受講を中断された場合、理由にかかわらず受講料を全額ご請求させていただきます。

・お申込みは、本キャンセル規程をご了承のうえでお願いいたします。

受講受付の締切

3月8日(月) 17:00 まで

受講料の請求書送付とお支払いについて(正会員企業のみ)

日本パブリックリレーションズ協会 正会員企業にお勤めの方で、請求書の送付をご希望の方には、お申込み後 1週間程度でご指定の住所へ発送いたします。

受講料は、請求月の翌月末日までにご入金ください。

推奨システム環境(オンデマンド講座)

【ブラウザ】

以下のHTML5 プレーヤーで h.264 MP4 動画が再生可能なブラウザ

・ Chrome 30〜

・ Firefox 27〜

・ Internet Explorer 11〜

・ Microsoft Edge

・ Safari 9〜

 

【モバイル / タブレット】

・ Android バージョン (Lollipop) 5.0〜

・ iOS バージョン 9.3.5〜

受講上の注意事項

・ オンデマンドWeb講座の視聴に必要なID/パスワードは、受講受付から3営業日以内にお送りします。
・ 講座資料は、視聴画面の操作によりPDFファイルでダウンロードできます。
・ 本講座は、受講をお申込みいただたいた個人に限定して視聴を許諾するものです。第三者へのID/パスワードの貸与ならびに譲渡、共同視聴、動画の撮影、録音、それらを使用した2次的利用につきましては、かたくお断り申し上げます。

お申し込みはこちら

お申し込みは下記より行ってください。

個人情報の取り扱いについては、こちらのページをご確認ください。

「一般」または「PRプランナー取得者」の方

「日本パブリックリレーションズ協会会員」の方