社会を良くするPRを

公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会

理事  飾森 亜樹子

 

本年度から理事、資格委員会副委員長として協会に仲間入りさせていただきました。PRプランナー資格認定制度の進化と協会の更なる発展のために、アタマもカラダもフル回転させて活動に取り組みたいと思っています。

長い間PRの仕事に携わってきましたが、事業、経営マター、国内外、IRやプロモーション、社内広報、といろいろな観点でPRを実践する中で、自分自身は「PRのスペシャリスト」ではなく、「究極のジェネラリストを目指す」ということを心にとめてやってきました。会社や団体の中で、これだけ広範囲のステークホルダーコミュニケーションを担える総合プロデューサーとなるPRパーソンは、広範な知識と高い視座、優れたバランス感覚とコミュニケーション能力が問われます。この仕事を経験すれば、どんな職場・職種・役職でも通用する、というのが持論です。現に私は、社内の事業部長仲間に「幹部候補となる若手は、うちの部をぜひ経験させてやってほしい」とお願いしており、実際にそのような社内業務研修で若手を何人も受け入れています。「PRという仕事は、上を目指すために必要かつ貴重な全社目線の仕事を経験できる」という理解を広めるということです。そしてPR経験を持った彼らが各部署に戻り、ステークホルダーコミュニケーションマインドを持った人が社内で増殖してくれるのが理想です。私が協会の活動を通じてPRという仕事・PRプランナーという資格の価値を高め、広めていきたい、という気持ちはこれとつながっています。

もうひとつの私のテーマは「社会を良くするPR活動」の推進です。SDGs、ESG投資など、サステナビリティ経営の考え方は、今後グローバルなPRの世界で更に重みを増してくるものと信じています。これからの企業に大切なのは、短期的な利益の追求だけでなく、中長期的な成長につながる、社会に責任を持った活動につながる、ステークホルダーの期待に応え、社会課題の解決につながることです。企業活動のPRもなお一層、社会課題を解決する“社会課題起点ストーリー”が重要となると思います。社会の課題を解決すること、社会を良くすることは、一企業だけで実現できることではもちろんなく、より多くの企業や団体のつながりと協働・共創とその思いから生まれることです。サステナブル経営の代表と言われる、ユニリーバのポールマンCEOの言葉「社会を良くする目的こそが成長を加速させる」。我々PRパーソン全員で「社会を良くするPR」を行っていきましょう。

 

 

 

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