ブロンズ

事業主体:くら寿司株式会社
エントリー会社:株式会社電通パブリックリレーションズ/株式会社アド電通大阪
応募カテゴリー:ソーシャルグッド


「リーズナブルにおいしいお寿司を提供する」回転寿司は、世界的な魚食ブームによる魚価の高騰や水産資源の枯渇で厳しい状況に直面。また、国内の水産事業者は高齢化と後継者不足から次々と廃業していた。くら寿司では、一皿100円の維持と、「20年後も変わらず、子供たちがおいしいお寿司を食べられる未来」を実現すべく、2010年より「天然魚プロジェクト」をスタート。全国で商業流通する天然魚は収穫量の10分の1以下しかないことに着目し、「収穫しても商業的に流通しない近海魚」の活用に取り組みはじめた。
 15年には福井県鷹巣漁港の漁船と初めて年間契約し、獲った魚をすべて買い取る「一船買い」を開始した。さまざまな理由で市場に流通せず、価格のつかなかった魚を商品化し、継続的に「おいしいお寿司」を提供する仕組みを実現させた。これらの試みは随時発信され、社会的な取り組みに共感したメディアの報道を通じて、多くの生活者の共感を得ている。20年現在も、活動は進化しながら続いている。


Voice from STAFF

株式会社電通パブリックリレーションズ 関西支社 碇山 光一

「おいしいお寿司を、ずっと100円で提供したい」。その想いを実現させるために、日夜漁場を飛び回る、くら寿司ご担当者の情熱を余すことなく伝えたいと思いつつ活動しています。難しい言葉は必要ない「すてきな」事業です。