2012年度PRアワードグランプリ受賞者からのメッセージ―中里 忍様

受賞者に聞いたPRアワードグランプリの魅力と攻略法 「本当のトコ、どうでしょうか?」

2012PRアワードグランプリ 受賞者インタビュー

中里 忍様

ブルーカレント・ジャパン 株式会社 アカウントサービスグループ
バイス プレジデント

2012年度PRアワードグランプリ ソーシャル・コミュニケーション部門最優秀賞を受賞したのは、ブルーカレント・ジャパン 株式会社の中里 忍様。「おしえて!『かくれ脱水』委員会」で、初めてエントリーしました。

Q. 初めてエントリーしたきっかけは何ですか?

私自身、PRアワードの審査会を聴講したことがありませんでしたし、社内に経験者もいませんでした。弊社は外資系企業なので、海外のアワードばかりエントリーや受賞をしていますし、海外のグループ企業からもそれが推奨されています。ですが、当社の営業活動には国内で知名度のある賞を受賞することも必要だと思い、挑戦しました。

Q. 受賞後、反響や影響はありましたか?

海外の企業ではアワードに積極的にチャレンジする場合が多いので、外資系企業からはエージェンシーを選ぶ指標の1つになりえると思います。国内の企業は海外の賞を知らないことが多いので、「日本PR協会が主催する『日本PRアワードグランプリ』の部門最優秀賞を受賞しました」と伝えた方が興味を持っていただけます。担当しているほかのクライアントからは、「うちの事例でも受賞して欲しい!」と言っていただけました。

Q. クライアントや社内の反応は?

このプロジェクトはクライアントやドクターなど関わっている方が多いですが、みなさん応募に賛成してくださりました。社会のためになるプロジェクトだと思って活動しているので、評価してもらえるかもしれない機会には応募してみようと。受賞の報告をすると、本当に喜んでいただけました。
受賞は社内でも評価されましたが、海外オフィスへもメールマガジンが流れたので、関わっている社員の自信や同じグループ内へのアピールにもなりました。「賞」というのは1つのカタチですが、上手に利用することも重要だと実感しました。

Q. 部門はどのように選びましたか?

受賞したプロジェクトは特定製品がメインではなく、脱水を啓発することで、紐付いているいろいろな商品のビジネスに貢献します。よって、マーケティングの戦略として説明するのは分かりやすいかもしれませんが、本プロジェクトにおけるコミュニケーションの目的は、脱水の啓発のため、ソーシャルコミュニケーションの事例だなと。

企業がスポンサーとして付いている限り、審査の場ではソーシャルコミュニケーションと認識してもらうことは難しいかもしれません。私個人としては、エントリーのハードルが高い部門だと思いますが、逆にこの部門にエントリーして受賞を目指していただきたいと思います。

Q. エントリーの準備について教えてください。

半期に1度、グループ全社でレビュー会を行っています。エントリーはその延長でしました。ESは私が書き、ほかの書類はメンバーで分担して用意しました。書きなれているので、それほど大変ではありませんでした。

最終審査会のプレゼンは、本業が忙し過ぎて準備する暇がなく、前日の夜中に準備しました。反省です。また、一番の失敗は聴講者はどのような方なのかをリサーチしなかったことです。審査会には、いろいろな専門家の方がいらっしゃいます。必ずしもコミュニケーションの専門家ではないし、その方々に、プロジェクトを説明するという準備は不足していたと思います。「みなさんは知っている」という前提が自分の中にたくさんあり、言葉足らずだったかもしれません。

10分という時間は、思った以上にプレッシャーでした。プレゼンに慣れていても、ああいった場、しかも審査となると、今までに経験したがことないくらい緊張しました。読み原稿を作っていても詰まることがあるので、測りながらの練習はもちろん、10分で終わるような自動送りのスライドを用意するべきでした。
今年エントリーしない方も、ぜひ、聴講者として参加することをおすすめします。聴講すれば、「これなら自分もエントリーできるかもしれない」と思うかも知れませんし、気をつけるポイントも分かると思います。「そこをつっこんで聞かれるのか」、「そこをそう解釈されてしまうのか」、など、普段突っ込まれないことを突っ込まれることもあります。

Q. どのような方にエントリーを進めたいですか?

書類やプレゼンはトレーニングになるので、みなさん応募してみてはいかがでしょうか。エントリーしたことでプロジェクトを振り返る時間が普段より格段に増えました。何が良かったのか、もっとどうするべきだったのか、改めて振り返ることは今の業務にもつながっていると思います。
外資系企業の方は、PRの垣根を越えたコミュニケーションで評価される海外の賞に目が向きがちですが、だからこそ、「自分がやっている新しいことをここで認めさせてやる」、「PRパーソンのあり方はこうだと思う」など、PRアワードグランプリの場で発表していただけたらと思います。


ご協力ありがとうございました。




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