2012年度PRアワードグランプリ受賞者からのメッセージ―花上憲司様

受賞者に聞いたPRアワードグランプリの魅力と攻略法 「本当のトコ、どうでしょうか?」

PRアワードグランプリ 受賞者インタビュー

花上 憲司様

株式会社 電通パブリックリレーションズ コミュニケーションデザイン局
エグゼクティブ・プロジェクト・マネージャー

2012年度PRアワードグランプリを受賞したのは、株式会社 電通パブリックリレーションズの花上 憲司様。2001年の第1回からほぼ毎年応募し、グランプリを3回、部門最優秀賞を5回受賞しています。

Q. ほぼ毎年応募しているのは理由があるのですか?

大げさなことを言えば、「日本でパブリックリレーションズを正しく理解してもらうために、このプロジェクトを紹介する意義がある」と思うものを応募しています。
たとえば、11年度と12年度にグランプリを受賞した「議会広報紙のイノベーション ~さいたま市議会『ロクマル』の挑戦~」と「もっとクロス!計画 ~日本赤十字社PR力強  化プロジェクト」は、グランプリを目指して応募したのではありません。PRアワードグランプリを通して、前者は「公的なPR媒体はもっと伝わるデザインとは何かを追求しよう!」という思い、後者は「コーポレートコミュニケーションの原点は組織内部にある」ということを社会に伝えたいと思いました。

Q. 応募を決めたタイミングはいつですか?

ある程度、プロジェクトの成果が出てから応募しています。パブリックリレーションズは、露出だけではなく「どのような変化を起こしたか」が重要だと思っています。

Q. 応募に対して、クライアントの反応は?

「クライアントの内部でいっしょに戦ってくれる担当者と、がっちり手を組んで進めていくこと」それがプロジェクトの原点だと考えています。クライアントとともに苦労してきたものばかりなので、応募許可はいただきやすいです。

Q. 応募、最終審査会の準備について教えてください。

エントリーシートは、「何に対して問題意識があり、その問題意識に対してどのような取り組みを行い、結果どのようなことが起きたか」を意識して書いています。とくに、成果の部分は大切だと思います。書いたものはクライアントに確認していただき、その意見を反映してから提出します。
最終審査会のプレゼン時間は10分ですが、いつも9分で準備しています。発表の練習は、人に聞いてもらいながら10回以上はしていますね。直前の土曜日には、審査会で発表する社内のチーム同士で発表と指摘し合い、より伝わるプレゼンテーションに修正して審査会に望んでいます。

Q. 受賞後、反響や影響はありましたか?

受賞したからといって、仕事にすぐに結びつくわけではありません。公的なものを依頼される際は、具体的にどのような団体で何をした実績があるかが重視されます。そのため、「日本PR協会という公的な団体が主催しているコンテストでグランプリを獲った」ということは信頼につながります。また、どのプロジェクトも、受賞を一番喜んでくれたのはクライアントの担当者でした。
「さいたま市議会『ロクマル』の挑戦」がグランプリを受賞したことは、埼玉県の地方版のほとんどに掲載されました。それをきっかけに朝日新聞本社からオファーがあり、オピニオン面の『私の視点』に寄稿しました。その後、投書欄の『声』に読者から意見が寄せられたりして、『ロクマル』は全国から注目されました。

「日本赤十字社PR力強化プロジェクト」では、受賞したことがインターナルコミュニケーションの活動に拍車をかけました。日赤の社内報や代議員会、本社が行うパーティーなど、さまざまな場面で受賞が報告され、組織の中で社会的に認められたことが共有でき、職員たちがより一層、広報活動に取り組むようになりました。

Q. 応募を考えている方にアドバイスをお願いします。

まずは、エントリーシートを書いて応募してみてください。そのとき、エントリーする部門をきちんと考えて決めることが大切です。活動をどの部門で評価してもらいたいのか、評価のポイントがどこにあるのか、明確に意識して応募することが重要です。
部門審査が通過できたら、最終プレゼンの準備は入念に。先ほど申し上げましたが、パワーポイントを作って満足せず、しゃべり原稿まで作りましょう。だいたいプレゼンテ―ションは長くなってしまいがちです。せっかく、プロジェクトとスライドがよくても、プレゼンがグシャグシャだともったいないですよ。
PRプロジェクトの良い事例は、PRアワードグランプリへの応募を通じて、世の中にどんどん広めていって欲しいと思います。


ご協力ありがとうございました。



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