国や企業およびそれらが発行する債券に関して、信用度を調査しランク付けをして公表する民間企業。現在世界の大手はムーディーズ・インベスターズ・サービス、スタンダード・アンド・プアーズ、フィッチ・レーティングスの3社。欧州危機は格付け会社がギリシャ国債を一気に3段階格下げ、「投資不適格」の烙印を押したことに端を発した。それ以後、欧州諸国で格下げが相次ぎ、格付け会社の存在が市場や国際経済に大きな影響を与えるようになってきていることから注目を浴びている。