ひとりじゃないって、素敵なこと(協会ニュース 8・9月合併号より)

公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会

理事  吉冨太郎

 

私はこれまで、さまざなな業態の企業で「広報」の仕事をしてきました。 企業に所属し、広報部門の担当者や責任者として仕事をするということは、独特のプレッシャーがあるものだと思います。特に「ひとり広報」の時は毎日がプレッシャーの連続でした。ビジネス書や取材記事などで「経営者の孤独」という言葉を耳にすることがあると思いますが、広報担当者であるみなさんはこれまで「経営者の孤独」と同じような感覚を持ったことはありませんか? 私は、これまで「広報の仕事上での悩みは、社内よりも外の会社で広報をしている人と話すことで、良い結果につながった」という経験が何度もあります。

私は現在、日本パブリックリレーションズ協会のPRプランナー部会に所属し副部会長として活動しています。2015年に新設されたPRプランナー部会について、ここで簡単にご説明させていただきます。 PRプランナー部会は、次の4つの活動目的を持っている部会です。

①PRプランナー有資格者への継続的な学習機会の提供 ②PRプランナー資格制度の認知向上と社会的価値の醸成 ③PRプランナー会員の自律的な活動を通じた資格取得メリット向上と組織化 ④PR協会活動方針に対するPRプランナーの意思、ニーズの反映

PRプランナーの資格認定制度が出来て今年で10年。 広報・PRの専門技能保有者として認定されているPRプランナーの価値を更に高め、企業活動の推進に有益な人財であることを認識してもらうために何ができるのか。毎月開催されるPRプランナー部会では、20余名の幹事メンバーが22時をまわっても熱い討議を続け、さしずめPR協会の「梁山泊」という趣すらあります。通常の会議枠では話し足りず、今年2月には有志幹事での1泊2日の幹事合宿まで開催したくらいです。

なぜ私たちPRプランナー部会の幹事はここまで熱量が高いのか。 それは、皆が未来を明るいものと信じ、広報という手法を使い、自分たちでその明るい未来を更に明るくしていくことに参加したいと願っているからです。

青臭い感じがするかもしれませんが、平成29年の今でも、このような熱量を持って集まれる仲間がいることを、私は大切にしたいと思っています。    広報の仕事は経営のそれと限りなく近いことが多くあり、時に経営者の視線や発想で、そこにある事象やものごとを考えたり見据えたりする必要に迫られます。自身の経験則だけでは処理できない情報の質量とタイムリミット、判断する責任力や行動力。「ひとり広報」の場合などは、その緊張感は極度に高まります。 そんなとき、日本パブリックリレーションズ協会のこの仲間たちは、本当に頼りになる仲間だと実感します。企業秘密の枠は決して超えず、広報としての規矩準縄に照らし、的確なアドバイス、励ましを受けることができる仲間。本当に貴重な存在です。この仲間がいることが、広報としての財産だと私は思っています。

私は企業で特に「ひとり広報」として活動している方こそ、日本パブリックリレーションズ協会という場を使っていただきたいと考えています。 広報は決して孤独な仕事ではありません。仲間を頼り、また、仲間から頼られる、そんな関係を築くことができる場所が日本パブリックリレーションズ協会だと私は思っています。

このページの先頭へ