次代をリードする「広報・PR」を。(協会ニュース 2017年5月号より)

(公社)日本パブリックリレーションズ協会

理事 殿村 美樹

昨年6月より理事を拝命しました殿村美樹と申します。関西の理事なので東京の皆様とは活動内容が少し異なると思いますが、関西の活動を盛り上げるために頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

とはいえ、早いものでもう1年が過ぎようとしています。それまでは関西の定例会に出席しても、東京で活発に行われている委員会活動がどのようなものか、ほとんど理解できていませんでした。そんな中、名前だけは資格委員会に所属していましたので、10年前から教鞭をとっている関西大学で学生たちにPRプランナー受験を勧めることで、辛うじて委員の仕事を果たしたような気がしていました。

 

委員会活動は関西から見ると、なんとなく遠い存在です。現実問題として委員会の会議に参加できませんしリアルに話し合う機会もないからです。 ただ、そのおかげで見えてくることもあります。私の場合は資格委員会に(名前だけ)所属していたことで、教え子の学生の視点にたって「広報・PR」と「PRプランナー資格」を見ることができました。その結果、若い世代との感覚のズレに気づくこともできました。

たとえば「広報・PR」の基本概念である「社会との信頼関係の構築」について講義すると、以前は「WinWinのコミュニケーションは必要ですね」とすぐ納得してくれたのですが、最近は首をかしげる学生が多く、以下のような質問をぶつけてきます。

「企業はステークホルダーを選べないのですか? モンスタークレイマーなんてスルーした方が企業のためではありませんか?」 「なぜ英語ばかり使うのですか? レピュテーションより評判の方がわかりやすいです。」 「センサーの役割はヤフーニュースやラインニュースがやってくれています。情報も信頼できるので、それを見ていたらいいですか?」

もちろんそれぞれ丁寧に説明をして基本理念の真意を納得させるのですが、一方で急激に変わる社会とともに「広報・PR」の伝え方も進化させる必要を痛感します。また、常に時代を把握してベストのノウハウを紡ぐ鋭い感覚こそが、時代をリードする印象を与え、若い世代の「PRプランナー」受験動機に繋がると思うのです。

 

業界の発展は若い世代の教育なくしては語れません。そんな未来を皆さんと一緒に考えていければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

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