まず知っていただくことから(協会ニュース 2017年4月号より)

公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会
理事 多羅尾智子

 この数年の協会活動は随分活発になっていると思う。定例研なども時機を得た講師が登場しているし、プランナー試験も合格者が2,000人を超えた。

しかし、それらの活動に積極的にコミットしてくれる人たちは非常に限られているような気がする。長年付き合ってくださっているからこそ、きめの細かい企画、運営ができると思う反面、頑張っていただいている方はいくつもの委員会を掛け持ちし、反対に顔を出さない会員の方は交代されるまで一度もお会いできない。そのお会いできない方々がどう感じられているのかは分からない。

先般の会員向けアンケートがその疑問の一端に答えてくれると思うが、たいていの場合、アンケートに答えてくれない層がどっしり居るのが常だ。

 

「組織というものはそんなものだ」と言われるかもしれないが、一人でも多くの方が何らかのカタチで参加しやすくするための工夫を怠らないようしてくのが、協会としての義務ではないかと思っている。

私としては広く浅く、それぞれの負担が軽い中で多様性と継続性をうまくバランスをとりながら運営できないかと思っている。そのためには協会そのものの魅力づくりが大切だろうが、その魅力をどれだけ会員の皆さんにお知らせするかが大きな課題ではないかと思っている。

協会の活動を知っていただくことによって興味を持っていただく、参加していただく、推進役になっていただく、という流れが協会内のいろんな場所にできてくれるのが理想ではないか。会員の側から言えば、入りやすさ、敷居の低さを感じていただき、闊達な意見がどんどん出てくるような環境になれば、沈黙する会員の数が少しでも減ってくれるのではないだろうか。

これは協会自体の活性化にも必ずつながるものと確信している。

 

今、広報委員会としては「協会ニュース」を少しずつ変えいていることにお気づきだろうか。このコラム欄を含めたいくつかの記事は長いPDFデータを開かなくても直接アクセスできる。イベント情報などもリンクを貼った。これはまだ序の口、業務繁多な事務局の負担が過重にならない範囲で、あるいは会員の皆さんのご意見をいただきながら徐々に変えていく予定だ。この徐々に、というのがキモで皆さんご存知のように広報は積み重ねが大切と心得ている。

また、進んでダメなら引き返そう、というスタンスも許してもらおうと思う。考えすぎて進まない、では現代の広報のあり方からは程遠い。

さらに、この春からは広報委員会のフェイスブックも各委員会参加の門戸を開くべく、手順をどうするか議論を重ねている。広報委員会が「広報」するのではなく、皆さんのお力を借りて協会の発信力を強化し、それがそのまま協会の魅力を知っていただく一助になればと思っている。

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