「優良廉価の大衆普及」と「生活者発・生活者着」

株式会社マンダム 広報部 主幹
栗山 葉由美

 

株式会社マンダム(以下:マンダム)は、2017年12月23日をもちまして、創業90周年を迎えました。

これを機会に少し歴史を振り返りますと、マンダムが設立された1927年、このころは西洋文化の影響を受けた「シャツにネクタイ、山高帽子にロイド眼鏡にラッパズボンというスタイルのモボ(モダンボーイの略)」や「短い髪に帽子のモガ(モダンガールの略)」が街を闊歩する時代。創業時に販売されていた「金鶴香水」は、創業前から輸入販売されていたフランス製の香水を徐々に国産化へと切り替えた初の高級国産香水です。のちに輸出入業者から業務を引き継いでマンダムが設立された際に、この金鶴香水から名前を取って「金鶴香水株式会社」となりました。これがマンダムのスタートです。

創業時の社名にもなった金鶴香水

 

その後、「丹頂チック」で一世風靡し、「うーん、マンダム」の流行語を生み出した「マンダムシリーズ」、男性化粧品市場と共に成長してきたギャツビーなど、諸先輩方々のさまざまなチャレンジと努力の賜物で、現在のマンダムが存在しています。今では、男性化粧品だけでなく、独自の技術を活かして女性化粧品市場にも参入し、ユニークなビジネスモデルとなっています。

一世を風靡した当時の丹頂チック

 

私は、1992年にマンダムに入社、商品開発部に配属になり東南アジア、特にインドネシアで販売する女性用化粧品の開発に携わりました。今でも当時開発を担当した商品が20年を超えて販売されているのを見ると、開発時のいろいろな課題をひとつひとつ潰すのに苦労したことも少しは報われるような気がします。
インドネシアでは、日本では販売されていない商品も展開されており、特に女性化粧品分野では、PIXYという海外専用ブランドで口紅やファンデーションなどのメイクアップ商品やスキンケア商品などもラインナップされています。また、女性化粧品だけでなく、ほとんどの商品は、容器の製造から中味生産・仕上げまでを自社で行っており、こうした一環生産が品質維持やコスト削減に繋がって、より多くの生活者にお役立ちできています。

海外専用ブランドPIXY

 

現在は広報部にて、企業広報を中心に担当していますが、今までの経験を企業PRに活かせるというのは、私にとって非常に幸せなことだと実感しています。最近では、日本企業の海外進出は当たり前ですが、マンダムでは1958年からフィリピンをはじめとして、海外展開をスタートさせていて、「優良廉価の大衆普及」を基本方針に、その後も東南アジア各国へと展開を拡大しています。アジアとひとくちに言っても、気候風土や食文化なども異なっている中、現在のように各国でマンダム商品が定着しているのは、「優良廉価の大衆普及」や「生活者発・生活者着」に基づいた経営があったからではないでしょうか?

昨年、90周年という節目の年に、未来に向けて企業理念の見直しが行われました。創業以来の守るべきものを明確にして、そして未来に向けて新たに加えるものを加えて新理念が誕

生しました。広報の立場としては、世界中の多くの方に理念経営を推進するマンダムを知っていただき、ご理解と共感を持っていただけるように努力して参りたいと思っております。
皆さま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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