外国人観光客が大阪のPR (協会ニュース 2017年3月号より)

伴ピーアール株式会社 代表取締役
伴 一郎氏

 

2001年、内閣府の第3次都市再生プロジェクトに「水都大阪の再生」が採択されて以降、行政・企業・市民がゆるやかに連携し、水都大阪の再生に取り組んできた。

その結果、現在では都市部の河川に遊歩道・船着き場(川の駅17ヶ所)を設置。日が暮れると阪神高速の橋脚や多くの橋がライトアップされるなど、水辺の風景は劇的に変化した。中之島を流れる堂島川にもアユが遡上するようになり、川の美しさも見違えるぐらいになった。また、それらを活かしたクルーズや規制緩和で、市内中心部をロの字型に流れる運河に多くの飲食店が出現。川にテラスを設けるなど人気店になっている。

このように日常的に人々が集まるようになり、つねに水辺は賑わっている。

 

大阪道頓堀や心斎橋、かつては私たちが赤い灯・青い灯を楽しみに来ていたのが、ここ数年夕刻になると、歩いている人達の90%以上が外国人(中国・韓国・東南アジア)で占められる。

「グリコのネオン看板」前での記念写真は、インスタグラムやツイッター、フェイスブックなどで瞬時に世界に発信される。道頓堀のお店では、冗談ではなく日本人歓迎の看板も見受けられるぐらいになった。

道頓堀川の観光船20分クルーズも外国人を満載にしている。また、名門の黒門市場も歩けないぐらいの外国人がひしめき合いながらも立ち食いで大阪の食を楽しんでいる。店員もガイドも多くは外国人だ。

 

ニューヨークタイムズ紙が選ぶ「今年行くべき世界の都市2017」に大阪が選ばれた。過去に「関西」として選ばれたことはあったが、単独での選出は初めて。大阪観光局の担当者は「アメリカを代表する日刊紙のウェブサイトで紹介されたことで、英語圏全体から大阪を訪れる方がますます増えるのではないか」と期待を寄せる。

NYTのウェブサイトでは、世界中から「行くべき」場所として、52の国や都市などを掲載。大阪は15番目に紹介されている。

 

ネオンがともり始めた夕暮れの道頓堀の写真と共に、「ミシュランでも紹介された店も多い、食い倒れの街だ」と評した。

また、インテックス大阪で開かれる「食博覧会・大阪」(4月28日~5月7日)を紹介した。

 

英国の旅行ガイド出版社「フラガイド」も、このほどウェブサイトに掲載した「トップ10都市」に大阪を挙げている。

インスタントラーメン発明記念館(池田市)や大阪城、法善寺横丁に触れ、動画では通天閣周辺や道頓堀のにぎわい、夜景の繁華街を紹介した。(朝日新聞DIGITAL)

 

これからも、インバウンドのさらなる増大が見込まれるため、関空の第2ターミナルビル(国際線)にLCC専用の施設もオープン。受入能力が400万人から835万人に拡大するほか国内最大級のウオークスルー型免税店なども新設、よりスピードアップを計っている。

 

今始まっている大阪万博の誘致競争や夢洲(人工島)に建設されるであろうIR(統合型リゾート)のプロモーションなど、これからも大きく水辺が活性化し江戸期以来の水の都が復活しそうな気配です。

 

大阪夢洲(ゆめしま)のカジノ・IR イメージ図

大阪夢洲(ゆめしま)のカジノ・IR イメージ図

 

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